最近話題の「AR」とか「VR」って何?子どもへの影響は?
2016.09.25本記事は公開日時点の内容に基づきます
ゲームアプリ「ポケモンGO」が大流行していますね。
「ポケモンGO」の楽しさといえば、なんといっても現実世界を舞台に、かわいいキャラクターたちを捕まえたり、バトルしたりするところです。
スマートフォンの位置情報を使いながら、実際に外出してゲームを楽しむという新たなゲームのスタイルに大人も子供も熱狂しているようですね。
でも、ずっと子供がスマホに目を凝らしているいるのを見ると、「目の健康によくないかな?」「現実と非現実の境がわからなくなったりしないかな?」と心配になったりしませんか?
さて、この現実世界とスマートフォンを結ぶ新しいテクノロジーは「AR」や「VR」と呼ばれる技術が使われています。
この「AR」と「VR」って一体どういう技術か知っていますか?
現実世界に新たな世界を加える「AR」
AR(Augmented Reality)は「拡張現実」と呼ばれ、現実の世界にデジタル情報を付け加えることで新しい世界を表現したり、新たな利用方法を提示したりすることができるデジタル技術のことです。
「ポケモンGO」で使われている技術が「AR」で、ゲームのほかにも日常生活からビジネスシーンまで浸透しつつあります。
実際にどのような活用例があるのか、見てみましょう!
●自宅で家具レイアウトのイメージができる「IKEAカタログ」
2013年にすでにスタートしていたARアプリ「IKEAカタログ」。インテリアを買ったはいいけど、家に置いてみたらイメージと違うなんてことはよくありますよね?
このアプリは店舗まで足を伸ばさなくても商品を3D画像で見られるだけでなく、自分の部屋にレイアウトしたらどうなるのかがひと目で分かるARカメラ機能がついています。
これで、インテリアのコーディネートで迷うことはなさそう!
おお!すごいなぁ、やってみよう >カタログの家具を実際に部屋に配置することができるIKEAのARアプリ「IKEA カタログ」を使ってみました - GIGAZINE http://t.co/4fHv1dKaxf
— ABRASIVE TOOLS JAPAN (@abrasiveJP) 2013年9月13日
●顔認識スタンプで有名な「SNOW」
「SNOW」は女性に大人気の自撮りアプリです。自撮りした現実の写真にARエフェクト機能を利用した「顔認識スタンプ」ができることで大人気!
次々と新しいスタンプが登場しているので、SNSでもつねに盛り上がっていますね♪
■天使かと思った...#DJPress pic.twitter.com/1XzGD12jjC
— DJ PRESS (@DJ_press777) 2016年8月24日
●販促ツールになる「AR名刺」
ビジネスシーンでは欠かすことのできない名刺。これまで何の変哲もない名刺を使ってきた人も多いと思いますが、AR名刺なら、名刺にスマホをかざすだけで商品やサービスの魅力を動画や画像で見せることができ、名刺を販促ツールとして利用できるんです!
WARLD Limited、法人向けの動くAR名刺サービス「Clip FaceCard<うごく名刺> CMSツール」を提供開始 http://t.co/Mm5uQCt8SS #AR pic.twitter.com/T3m2Iwg5AO
— vsmedia (@_vsmedia_) 2015年9月8日
バーチャルをより現実世界に近づける「VR」
プレステVR待ち遠しいなー>_<
— hirtokun (@hrtttt0625) 2016年7月28日
有明でこれ体験した時は感動。
ソードアートオンラインやんってなる。
そろそろ話題になってきそうだからソニー株に全力注いでいきます❤️ pic.twitter.com/OoxHrsayNC
VRとはバーチャル・リアリティの略で、日本語では「仮想現実」と言われます。
フルCGで制作された街並みなど、現実とは異なる架空の世界を体験することができるのが特徴。ARが現実世界に新たな情報を付加するのに対し、VRはまるで現実のような世界を作りあげる技術です。
中でも話題なのがVR技術を応用したゲーム機「プレイステーションVR」。迫力のあるリアルな3D空間に入り込んだ感覚で楽しめるゲームとして、早くも予約が殺到しています。
また、「プレイステーションVR」以外にも、「360度動画」などを利用したシミュレーターなども話題になっています!
●自宅でも試乗できる「ジャガー・ランドローバー・バーチャル・ドライブ」
360度の動画によるバーチャル試乗を可能にしたスマホアプリ「ジャガー・ランドローバー・バーチャル・ドライブ」はヘッドマウントディスプレイを活用したVR試乗体験システムとしては日本初の試み。
これまではディーラーに行かなければ体験できなかった試乗をスマートフォンがあればどこでも体験できるようになりました。
ジャガー 「F-PACE」で錦織圭選手とドライブ!バーチャル試乗体験システム「ジャガー・バーチャル・ドライブ」を導入。iOSアプリ「ジャガー・ランドローバー・バーチャル・ドライブ」も。https://t.co/Xk7VO0lcMz pic.twitter.com/tUZOxYKcPx
— モーターマガジンMovie (@motormagazinen) 2016年6月13日
●施工前に内覧会ができちゃう「InsiteVR」
「InsiteVR」は施工前の建築物の内部を実際に歩いているかのような体験ができるVRプロジェクト。
従来の3Dパースに現実感を加えるもので、VRヘッドセットを通じて建物の内部を歩くことができちゃいます。さらに、複数人が同時に同じ体験ができることもVRの大きな特徴。
現在は米国メインで利用されていますが、近い将来日本での利用も決まっており、これからの「内覧会」は施工前に行われることになりそうですね!
【資金調達】
— 24/7 Boost (資金調達速報) (@247Boost) 2016年8月24日
InsiteVR (米)
事業内容:VRを利用した3D建築モデル
調達額:150万ドル
調達先:Y Combinator、CyberAgent Ventures、GREE VR Fund、等
(2016/8/22)https://t.co/oREACTXdxY
●靴のバーチャル試着を可能にする「Flickfit」
VRの技術はファッションの分野にも広がりを見せています。
中でも、これから注目を集めそうなのが「Flickfit」。専用のスキャナーで自身の脚の3Dデータを登録すると、靴の3Dデータとその場で照合し、フィット感を確かめられるというもの。「靴のバーチャル試着」と呼ばれるこのサービスは2016年内にスタート予定です。
VRもARと同様に、エンターテイメントだけでなく、VRを活用したプロモーションやサービスが増えていきそう。
近い将来、ママさんたちのショッピングの仕方も大きく変わってくるかもしれませんね!
ARやVRの人体への影響は?
さて、ARやVRが次第に日常生活に溶け込みつつあることはわかってもらえたと思います。しかし、「ポケモンGO」をし過ぎると目に悪いのではないか?といった疑問やVR動画を見過ぎると吐き気や目の疲れを引き起こす人もいるなど、心配な声も上がっています。
ポケモンGOの話題に触れた教育業界の片隅で、ARってこんななの!?とかウチではAR(アプリ)やらせてない、絶対区別つかないもの(認知発達的な意味で)!てな状況に遭遇したなうだけど、VRゴーグルが未発達な子供の眼筋とかに物理的に影響ありそうだぞって認識しとくほうが急務な気もする…
— こーりょー (@nen_neko) 2016年7月20日
脳への影響を事前調査しないと危ないな 昔、画面の点滅で子供たちが気を失ったことがあったが、少なくとも、小学生の脳には負担が大きいだろう
— ごんた10号 (@gongongon101) 2016年7月26日
プレイステーション VR、正直どう見る? PS VR意識調査結果発表! https://t.co/qEPxBy5NrH #niconews
これは、ARやVRはあくまでも完全な現実ではないというところから、ある意味「目や脳の錯覚」を利用しているというところに原因があるようです。
また、あまりもリアリティーがありすぎるため、心理的な影響もあるのではと言われています。
まだまだ深い研究・調査はこれからのようなので、お子さんが使用する際には、あまり長時間見せない、あくまでも現実ではないことを予め理解させるなどの配慮をするようにしましょう。
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