2020年度から小学校で必修化!?英語教育とプログラミング
2016.10.13本記事は公開日時点の内容に基づきます
文部科学省が、2020年度から英語とコンピュータ・プログラミングを小学校で「必修化」する、と発表したことを知っていますか?
「じゃあ、小さい時から英語を勉強させなきゃ!」「タブレットを使ったり、いろいろ経験させる必要があるの・・・?」など、ママたちはいろいろ気になることが多いと思います。
では、今後の英語教育、プログラミング教育がどうなっていくのか?をじっくり見ていきましょう!
英語とプログラミングはなぜ必須になったの?
東京オリンピックを2020年に迎えるにあたって、日本はこれから外国人旅行者が増え、どんどんグローバル化が進んでいきます。
また、IT系の職種における人材不足は深刻で、これからの日本の未来を考えた時に、文部科学省は、「英語とプログラミングのスキルがとても重要」だという考えに至りました。
このような社会的な背景から、英語やコンピュータを早くから学ぶ大切さについて理解を示すママさんたちも多いようで、小学校に上がる前から英会話教室やプログラミング教室に通う子供が増えています。
とはいえ、小学校3年生からの英語必修(教科化は5年生から)については「日本語もまだしっかりしていないうちから英語を学ばせるのはどうなの?」、プログラミングの必修化についても「プログラミングはエンジニア志望の人が学ぶべきなので必修にする必要あるの?」といった疑問視する声も多いようです。
これはかなりのパーセンテージ!最近の教育熱は上がってきてますねー - 小学校の英語必修化、87%の母親が賛成 http://t.co/IV79C8n0HO
— BeNative Japan (@benative_jp) 2014年2月5日
日本語もままならないうちに、英語教育が始まるのは賛成しがたい。ただでさえ日本語は難しいというのに。日本史必修化は賛成です。*****小3から英語教育=高校日本史は必修化―学習指導要領改定を諮問・文科省(時事通信) - Y!ニュース http://t.co/bb1h0X774E
— ちゅわん (@satochan211) 2014年11月20日
小学生のプログラミング実習が4年後から開始って記事読んだ。
— いけだまみ (@mami_0317) 2016年8月2日
できればもっと早くから開始して欲しいし、中学生も必修にして欲しい。
仕事のIT化が進んでいるのに、全く何の知識もなく就職して途方に暮れてる子をたくさん見ているから。
結局ITは膨大なルールの塊なんだと体感して欲しい。
早期教育や、小学生のプログラミング教育必修は、反対。
— keron2014 (@KeroroPita4) 2016年7月1日
幼児期や、小学生時代は沢山友達と遊び人との関わり方を実体験で学び、精神的に強くなって欲しいと個人的に思います。
このように、小学生での英語教育の低年齢化やプラグラミング学習の必修化については、皆さん、賛否両論のようです。
そうは言っても、実際に始まることが決まっている以上、「自分のこどもに学ばせたいなぁ」と思っているママさんたちは多いはず。
そこで今回は、2020年度に就学期を迎えるお子さんをお持ちのママさんがこの教育改革に向けてどのような準備をしておくとよいのか、考えてみましょう。
乳幼児からの英語教育は早すぎる?
2020年に「英語の必修」が小学5年生から小学3年生に引き下げられることを受けて、「日本語もまだしっかりできていない年齢の児童に英語を学ばせても意味がないのでは?」という声が多くあるようです。
では、皆さんは、幼い頃からのバイリンガル教育についてどのように考えているのでしょうか?
@naito_expo その上で、僕は池谷祐二の著書などで囓った脳科学のお話と絡めつつ、言語と認知能力の事を解説してました。ざっくり言えば、バイリンガルの人の場合、英語で考えるときと日本語で考えるときで脳の活動部位がまるで違ってて、これは人格がチェンジしているかのような変化だとか
— 黒住純 (@kurozanny) 2016年7月18日
『バイリンガルの人は、高齢になっても脳が衰えにくい。さらにいいことに、このことは、人生の後半期に第2言語を学習した人々にも当てはまるという。』 / “外国語が話せると脳にいい7つの証拠” http://t.co/G8gp8dSIi2 #英語 #脳科学
— 倭マン (@waman10da) 2014年6月21日
こうやってみると、バイリンガルで育つ子供は、二ヶ国語を話す分だけ脳の活動が活発となるようです。
つまり、英語教育を乳幼児から行うことは問題なく、脳の活動を広げる意味でもよさそうです。
幼児期からタブレットやパソコンに触れさせて大丈夫?
日本国内ではIT系の人材が慢性的に不足しており、IT系の職種は常に引く手あまたです。
経済産業省の発表によれば、IT人材は2020年に36.9万人不足し、2030年には78.9万人不足すると試算されています。
つまり、今赤ちゃんの人たちが働く世代になった時の試算でも人材不足であることがわかっているため、プログラミングの必修化して、少しでもITに関わる人材を増やしたいというのが狙いです。
とは言え、「眼が悪くなるのでは?」などの心配から、幼少期にはなるべくコンピュータを触らせないとする親が多いのも事実です。
ただ、よく考えてみてみれば、仕事でもプライベートでもコンピュータやインターネットを使わずに生活している人はほとんどいないはずです。
ですから、お子さんに興味があれば、今からでもプログラミンがについて触れさせておくといいかもしれません。
3歳児からでもできる!プログラミングを学べる教材
プログラミング教育といっても、いろいろな方法があります。小さい頃からプログラミングに親しむためのおもちゃや、サービスを見てみましょう。
「Code-a-pillar(コダラー)」
Code-a-pillar inspires little learners to be big thinkers https://t.co/dN4QD0Kd1I Start them on a path of learning pic.twitter.com/LSYjV6NLY6
— BargainMax (@BargainMax) 2016年8月2日
イモ虫(英語でCaterpillar)の体節のつなげていくことでプログラミングの初歩について体験できるプログラミングおもちゃ。
各色の体節の順序を変えることでイモ虫くんの動き方に変化が出るのですが、これがプログラミングの考え方の初歩となります。
アマゾンなどのインターネット通販で購入可能で、対象は3歳児から。
Code-A-Pillar
http://www.fisher-price.com/en_US/brands/think-and-learn/index.html
Viscuit(ビスケット)
ビジュアル・プログラミング・ツール「Viscuit(ビスケット)」は直感的な操作で、コンピュータの仕組みを理解することを目的に作られた無料のツールです。
パソコンやタブレット、スマートフォンなどにダウンロードして遊べます。
絵を書いてマウスで動きを調節すると自在にアニメーションを作れるので、プログラミングの仕組みについて自然と理解できるようになります。対象は5歳から。
Viscuit
http://www.viscuit.com/
Scratch(スクラッチ)
マサチューセッツ工科大学のメディア・ラボが開発したプログラミング学習ソフト。
ブラウザ上で簡単に操作ができ、世界中の学習者と仲良くなれるコミュニティーサイトとしても人気です。
8歳から16歳向けにデザインされており、キャラクターの作成から、キャラクターを動かしたり、位置を座標軸で指定したりするなどを学ぶことができます。
Scratch
https://scratch.mit.edu/
プログラミング・スクール「Tech Kids Camp」
小学生になったら、プログラミング教室に通わせたいと思っているママさんたちも多いことと思います。
子供向けのプログラミング教室も都市部を中心に増えつつありますが、まだまだ英会話スクールほどではありませんね。
そんな中、国内最大規模のプログラミング・スクールといえば「Tech Kids Camp」です。
子供たちの自主性と創造性を育てるプログラミング学習をモットーとし、iPhoneアプリや人気ゲーム「マインクラフト」のプログラミングなどハイレベルなプログラミングを学べるのが特徴です。
Tech Kids Camp
http://techkidscamp.jp/
いかがでしたか?
「学び」のスタイルはいろいろありますが、英語もプログラミングもこれからの時代に必ず必要なスキルであることは間違いありません。
スポーツが得意な子もいれば、勉強が得意な子もいます。
でも、どんな場合でもママさんたちはきっとお子さんの将来が輝いて欲しいもの。
そういう意味では、英語とプログラミングの必修化で学ぶことが多くなるという不安もあるかもしれませんが、子どもたちの未来を考えて一度考えてみましょう!
この記事が気に入ったら 「いいね!」をしよう
最新情報をお届けします