離れている間も、安心したいから。 進化するこどもたちの「見守りサービス」
2018.07.12本記事は公開日時点の内容に基づきます
お子さまが1人になるケースも考えられる毎日の登下校に不安を覚えるご家族も多いのではないでしょうか。
ケータイの持ち込みNGの学校でも利用できると注目度が高まっているのが、GPS端末を使った「見守りサービス」です。さらにはAIを使ったサービスも登場するなど、どんどん進化する見守りサービスについてご紹介します。
GPS端末を使った見守りサービス
こどもたちが小学校に入るタイミングで、キーホルダーのようにランドセルに取り付けられるGPS端末を使った見守りサービスを利用する人が増えています。
GPSでは大体の位置情報を調べることはできますが、商業施設など屋内や地下街などにいる場合は、電波が届かないということも。GPSをさらに進化させた見守りサービスも増えています。
1000校以上の導入実績! 阪急阪神のあんしんサービス「ミマモルメ」
ICタグをランドセルに入れて置けば、お子さまがトリガーコイルを設置した学校の門をくぐった時点で、ママにメールで「登下校」をお知らせ。
さらに、GPS端末を利用した「GPSサービス(子供向け)」には、防犯ブザー付きタイプと小型タイプがあります。
登下校メールを受信した後も、GPSで位置情報を確認できるので安心です。
小型タイプなら、初期登録料5,900円+月額790円(税別)(一括支払いコースもあり)で利用できます。
官民協働事業として兵庫県伊丹市では「まちなかミマモルメ」サービスがスタート。
こちらは、街中の電柱に設置されているビーコン受信機と見守りカメラを利用し、さらにボランティアアプリを利用した地域の人々とが協力して、安心・安全な街づくりを目指しているものです。
ランドセルに入れたビーコンタグが、街中に設置された受信機を通過すると、アプリやメールでお知らせしてくれる仕組み。もしこどもが迷子になってしまったら、アプリから協力要請ができ、ボランティアアプリを利用する人々が該当するこどもとすれ違ったら、位置情報が自動的にママのアプリに通知されます。
まだまだ導入されている自治体は少ないですが、今後増えていきそうです。
阪急阪神のあんしんサービス「ミマモルメ」
※利用料はサービスにより異なる
AIを利用した見守りサービスも登場!「GPS BoT」
一般的なGPSの電波に加え、周辺のWiFiアクセスポイントの電波や携帯基地局の電波もセンシングするため、屋内や地下などでも位置が特定できます。
BoTの人工知能が常時、こどもの現在地を把握し、異常があればママに知らせてくれます。AIなので、こどもの生活習慣を学習し、登下校や帰宅、塾などをプッシュ通知で知らせてくれるようにもなります。手頃な月額利用料が人気で、JR西日本やフィットちゃんランドセルでもサービスをスタートしています。
Bsize「GPS BoT」
端末1台につき 端末価格 4,800円(税別) 送料別
月額利用料 480円(税別)
※「GPS BoT」を使った見守りサービスは、下記でも提供されています。
・JR西日本「jaico GPS BoT」
・「フィットちゃんみまもりAI」
・鞄工房山本 GPS BoT
子どもの帰宅をLINEで通知「Qrio ただいまキット」
こどものランドセルや家のカギにスマートタグを付けておけば、外出した時や家に帰った時にLINEで通知してくれます。位置情報は確認できませんが、専用アプリ不要で商品を購入すれば月額使用料などが発生しないのも人気のポイント。
スマートタグが、検知器(Qrio Hub)から離れると「いってきます」、近づくと「ただいま」メッセージがLINEに自動的に通知されます。通知先は複数設定できるので、ママだけでなくパパにもメッセージを受信できますよ。
スマートタグを追加購入すれば、兄弟の「いってきます」や「ただいま」のメッセージも受け取ることができます。
「Qrio ただいまキット」
【番外編】警察・消防・自衛隊も導入。最新捜索技術でこどもを見守る「COCOKIDS」
通学中など、遠隔からこどもを見守るのに役立つGPS端末に対して、ショッピングセンターや地下街など外出先で、こどもとはぐれたときに役立つのが「COCOKIDS」。
山岳救助のために作られた電波技術を使用しているので、GPSやBluetoothが機能しない場所でも使えます。
こどもに子機を持たせておけば、親機のボタンを押すだけで近くにいるのか、いないのかが分かるだけでなく、どの方向でどのぐらいの距離のいるのかがすぐに分かります。
事前に見守り範囲を指定しておけば、その距離を超えてしまった時点でアラームがなるという機能も便利です。
親子セットで
ヒトココ「COCOKIDS」
通常月額レンタル料2,500円(税抜)
いかがでしたか?
ますます進化する小学生向けの見守りサービスをご紹介しました。
学校や自治体で導入されていないと利用できないサービスもありますが、さまざまなサービスが全国各地で提供されていたり、社会実験がスタートしたりしています。
ぜひ、さまざまなサービスを見比べて、最適なサービスを見つけてくださいね。
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