2019年は亥年。初詣に行くならイノシシを祀っている神社やお寺へ【京都・関西編】
2018.11.30本記事は公開日時点の内容に基づきます
2019年の干支は「亥(イノシシ)」です。亥は干支の最後に登場する動物ということもあって、先頭の「子」にバトンを渡すという意味合いがあり、エネルギーやパワーを蓄える1年になると言われています。そんな縁起を担いで、2019年はパワフルに頑張るぞ!という方のために「亥(イノシシ)」を祀っている関西の神社やお寺を紹介します!
アスリートたちにも人気!足腰の神様がいる護王神社(京都)
通名がまさに「イノシシ神社」と言われる護王神社は境内のいたるところに「イノシシ」が祀られています。御祭神である和気清麻呂(わけのきよまろ)公の足腰を猪神が救ったという逸話から、足腰の神様と仰がれています。
そのため、イノシシのように足腰が強くなるという御利益を求めて、アスリートの人がこぞって通うことでも知られています。
護王神社>>
京都府京都市上京区桜鶴円町385 烏丸通 下長者町下ル
狛犬ならぬ狛猪が迎えてくれる岡太神社(兵庫)
天地創造の神である天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)を御祭神として祀っている岡太神社の鳥居には、狛犬ならぬ狛猪が左右、阿吽の向きで並んでいます。
延喜元年(901)に創建された歴史ある神社で、平清盛の嫡男・平重盛のお墓があることでも知られ、正月には由緒正しいこの神社に地元の人の多くが初詣をしています。
岡太神社>>
西宮市小松南町2-2-8
御朱印にもイノシシ!愛宕神社(京都)
全国に約900社ある「愛宕神社」の総本宮、京都・愛宕神社。神の化身である猪に助けられた逸話のある和気清麻呂にゆかりが深く、そのためイノシシを大切に祀っています。
御朱印にもイノシシの絵が描かれるなど、亥年となる2019年には、縁起の良い御朱印を求めて多くの人が訪れそうです。
愛宕神社>>
京都府京都市右京区嵯峨愛宕町1
勝利、開運に「亥みくじ」はいかが?建仁寺禅居庵(京都)
京都・祇園にある建仁寺。その境内にある禅居庵には、摩利支天堂がありイノシシの像がそこかしこにあります。
摩利支天(まりしてん)とは密教の守護神で、その使いがイノシシということで、珍しい「亥みくじ」を引くことができます。初詣には京都でも最古の禅寺である建仁寺に行く人も多いかと思いますが、2019年の初詣は禅居庵を訪れる人が増えそうです。
建仁寺禅居庵>>
京都府京都市東山区大和町大路四条下4小松
勇壮な狛猪が佇む本法寺(京都)
「鍋かむり日新」の愛称で知られる日新上人が1436年に開いたと知られる日蓮宗の本山。
摩利支天(まりしてん)を祀る摩利支天堂の前には勇壮な狛猪が安置されています。
また、安土桃山時代から江戸時代初期に活躍した芸術家・本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)ゆかりのお寺としても知られ、本阿弥が制作にかかわった美術作品も数多く残されています。
本法寺>>
京都市上京区小川通寺ノ内上ル本法寺前町617
イノシシに導かれて建てられた馬見岡綿向神社(滋賀県)
先日滋賀県日野町にある馬見岡綿向神社へ行きました。生憎の雨でしたが心洗われる思いがしました。 pic.twitter.com/efRfKdGTdO
— もすもす (@mosmosemos) 2017年5月7日
滋賀県日野町の最高峰である綿向山(わたむきやま)の頂上に安置されている大猪像が特徴的な神社です。その昔、狩りをしていた豪族が道中出会った猪に頂上に導かれ、そこで現れた綿向大神に神社を建てるよう御宣託をもらったのが由来です。
イノシシは綿向大神の使いだったということで、大猪像が置かれています。
馬見岡綿向神社>>
滋賀県蒲生郡日野町村井711
和気清麻呂公を守った猪を祀る和気神社(岡山県)
猪が神の使いと言われるようになったのは、その昔、道鏡によって鹿児島に追われた清麻呂公が突如現れた猪に助けられたことに由来します。
清麻呂公といえば、交通安全、建築、学問の神として知られていますが、そんな和気清麻呂公および和気氏一族の始祖を祀るのが和気神社です。
和気神社>>
岡山県和気町藤野1385
イノシシのパワーをもらいに初詣に行こう!
イノシシというとエネルギーにあふれ、迷わず突き進むそのパワフルさから無病息災の象徴とされています。ハッピーな1年の始まりはやはり元気に過ごしたいものですよね?
そういう意味でも、イノシシにまつわる神社やお寺に初詣してみてはいかがでしょうか?
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