鏡餅、しめ飾り、おせち料理。子どもたちにも教えてあげたいお正月準備の意味と由来
- #食事
更新日:2017.12.19
そろそろお正月の準備を始める時期ですね。鏡餅やしめ飾りなど、毎年なんとなく用意しているけれど、それぞれの意味ってご存知ですか?
子どもに聞かれたら、きちんと説明できるかしら?と思ったママのためにも、この機会に正しい知識を身につけて、何を聞かれても胸を張って答えられるよう、少しだけお勉強しておきましょう!
門松は、降りてこられた年神様の目印に
お正月は、1年間家を守ってくれる年神様を家に迎えるための行事です。
幸せと実りをもたらす年神様は、高い山から降りてくると言われていますが、
そのときに依代(よりしろ:神様の居場所)となるのが門松なのです。
門松には目印としての役割があります。ただ、立派な門松はお値段も相当な額・・・。
最近では、小さなタイプや植木屋や生花店が主催するワークショップで自分だけの門松を作るのも人気ですよ。
手作りの門松も暖かみがあっていいですよね。
かわいらしいこちらの門松は、娘さんの手作りなんだそう。
鏡餅はお正月の間、神様の居場所になります
鏡餅は、家に迎えた年神様が依りつく依代です。年神様にお供えした鏡餅を食べると、
その生命力が分け与えられて、一年を無事に過ごせると考えられています。
ちなみに、鏡餅の形が丸いのは、日本神話の中で天照大神から授かった三種の神器
(鏡・玉・剣)のひとつである鏡を象徴しているという説や、人の魂(心臓)をかたどっているという説があります。飾るのは床の間がベストですが、最近では和室がない家も多いので、玄関やリビングなどが一般的なようです。
家が代々栄えるように橙(だいだい)を飾るなど、飾りにも意味がある鏡餅ですが、
最近では、長年使うことができる木製の鏡餅や、ゲームのキャラクター、スライムの鏡餅なども人気を集めています。時代と共に、鏡餅もどんどん進化していっていますね♪
しめ飾りには、年神様がいる場所を守る意味合いが
しめ縄は神様がいる神聖な場所と、現世・この世を分け隔てるものであり、神聖な場所に穢れたものが入らないようにする結界でもあります。
しめ縄を飾ったしめ飾りを家に飾るのは、年神様が来ている家を守り、悪いものを寄せ付けないようにするためです。
他のママとはちょっと違うオシャレなしめ飾りが欲しいなら、生花店が狙い目です。
カラフルな縄や、お花を使ったアレンジしめ縄を作っているお店も多いので、きっとお気に入りが見つかるはず!スワッグ風のしめ飾りもおしゃれですね♪
1品ずつに思いが込められたおせち料理
お重に詰められたおせち料理があれば、それだけでお正月の食卓は華やぎますよね。
豊かさと勝負運を願う栗きんとん、元気に働けるように黒豆、健康と長寿のための昆布巻き、
子宝と子孫繁栄を祈る数の子、長生きの象徴であるエビなど、全ての料理に意味が込められていますが、手間がかかるわりに、旦那さんや子どもっておせち料理をありがたがってくれない傾向がありますよね。
ママたちの間では、たくさん作ってお重に詰めるのではなく、家族が好きなもの数品選んで1人前ずつ出すなど、おせち料理の形も変わりつつあります。ワンプレートおせちはナイスアイデア。伝統を守るのも大事ですが、まずはおいしく食べてもらうことが大前提ですものね!
お正月飾りは12月25日頃から飾って
お正月飾りっていつ飾るのか、タイミングも迷いますよね。
時期的には12月25日~28日の間に飾るのが一般的とされていて、29日は、二重苦という悪い語呂合わせ、31日は一夜飾りという年神様に対して誠意に欠く行為とされているので注意してくださいね。
飾る期間は、松の内の1月7日頃までが多いですが、地域によっては15日頃までそのままのところも。お正月飾りは、1月15日の小正月に行われる、お正月飾りを一斉に集めて火にくべる行事「どんど焼き」にて処分するのがおすすめです。
いかがでしたか?
門松や、しめ飾り、鏡餅など、新年準備の意味や由来を、トレンドとともにご紹介しました。
何気なく用意していたものも、意味を知ると気持ちも新たになりますよね。
ご家族で楽しくお正月準備をして、良いお正月をお迎えください!
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