保湿バームにリップ、ハンドクリームまで！初めてでも気軽にお家できる手作りコスメ

肌に優しい天然素材を使った自然派の手作りコスメが人気です。自分の好きな香りを選んだり、こどもも安心して使える成分を厳選したりと、手作りコスメ派の方たちのInstagramを見ているとなんだかとっても楽しそう！　今回は、簡単に真似できる手作りコスメをピックアップしました。ぜひお家でお子さまと一緒に試してみてくださいね。

細かい作業は苦手という方にもオススメなバスソルトは、わざわざ材料を買いに行かなくても、台所にあるもので出来ます。材料は、バスソルトを入れる容器、作業用の小鉢2つ、小さじの軽量スプーン、塩、お茶の葉、みかんの皮。
 
手順としては、みかんの皮を細かく切っておきます。容器の6～7分目まで塩を入れてみて、必要な量を量ったのち、小鉢に入れておくまでが下準備。そこからは、容器に塩、お茶の葉、塩の順番で入れていきます。お茶の葉が塩で隠れたらその上からみかんの皮を入れて、また塩を入れて…を繰り返すだけ。使用するときは、大さじ2杯を目安に、お茶のパックやガーゼでくるめばゴミが出る心配もなし。みかんやお茶のいい香りに癒されますよ。

ミツロウは、ミツバチが体から分泌するロウで、ハチの巣を作るための材料です。融点が高いため溶けにくく、保湿効果も高いのでリップクリームには最適です。
 
まずは、ミツロウ3g、ホホバオイル12g（大さじ1杯分）、かき混ぜる用の竹串を用意します。ミツロウとホホバオイルを耐熱容器に入れて、湯煎をして溶かします。溶けたらよくかき混ぜてリップケースへ手早く注ぎます。もし香りなどを加えたければ、少しだけ精油を入れてみてください。ペパーミントの精油を加えると、スーッとして爽やかな使用感になります。リップケースに入れた液体が冷めたら冷蔵庫で1時間ほど冷やして完成。
 
ミツロウの量を少なめにすると、柔らかいリップバームになりますよ。

美白が気になる人にイチオシなのが、柚子の種で作る化粧水です。作り方は、煮沸消毒した瓶やきれいな容器に日本酒を注ぎ、そこに柚子の種をたっぷり入れて1ヶ月ほど置いておくだけ。香りの良い保湿力抜群な化粧水が出来上がります。日本酒の量は、柚子の種の約3倍が目安です。容器をわざわざ用意したり、消毒したりするも面倒だという方は、カップ酒にそのまま柚子の種を入れても大丈夫。手間がかからないのに、使い心地は最高です。

少し前に流行したココナッツオイル。使い切れずに台所で眠っているなんてことはないですか？ココナッツオイルは本当に万能で、バーム作りにも適しているんですよ。
要領はリップクリームを作るときと同じ。ココナッツオイルとホホバオイルなどの植物オイルを1対1の割合で耐熱容器に入れて湯煎で溶かします。全部溶けたら精油で香り付けをして、保存容器に流して冷ますだけ。
ココナッツオイルのような、食べても安全なもので作るバームだと赤ちゃんやこどもも安心して使えますね。リラックス効果を高める働きがあるラベンダーの精油を入れるのもオススメです。

台所仕事が多いママ・パパには、ハンドクリームは必須アイテム。でも、市販のものだと香りが強すぎたり、質感がべたべたして好きじゃなかったり、好みのものを探すのは難しいですよね。そんなときこそ、手作りがいいんです！
 
こちらも、リップクリームや保湿バームと作り方はほぼ同じ。さっぱり仕上げたいならミツロウ＆ホホバオイル、保湿力重視のしっとりとした使い心地ならシアバター＆スイートアーモンドオイル、肌の保護機能をアップさせたいならミツロウ＆ビタミンEも豊富なヘンプオイルなど、いろんな組み合わせが楽しめます。香りも、台所仕事をするときは無香料、お出かけ用にはバラの精油などを入れたりするのもいいですね。
 
シアバターを使う際は、バター：植物オイルは4対1くらいの配合が良いそう。30gのハンドクリームを作るなら、シアバター24gに対して、植物オイル6gの計算です。たくさん作って、お子さまに持たせてあげても喜ばれるかも。

思っていたより簡単に始められる手作りコスメ。上級者はいろんな精油を使いこなして美容液なども手作りされています。
材料もそこまで高いものではないので、手作りすると購入するよりもスキンケア代が安くなるなんてことも！ まずは一度、実際に作って効果を確かめてみて。家庭で作る場合は、パッチテストもお忘れなく。保存料などを入れていないので、手作りする際は2週間くらいで使い切れる量がオススメです。