スマホカメラの「HDR」機能で写真がよりダイナミックに!
更新日:2021.05.29
最近は、スマホのカメラ性能がかなり上がっているため、何も設定をしなくても十分にキレイに撮れるようになっています。でも、実は「HDR」という機能を使うと、もっとキレイな写真を撮影できることをご存知ですか?
HDRとはなんなのか、どんな時に使う機能なのかをご紹介します!
HDRって何?
HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略称です。
古くからある撮影のテクニックのひとつなのですが、簡単に言うと、明るさの違う数枚の写真を撮影して、それぞれの良い部分を合成することで、よりクッキリとした仕上がりになるというもの。近年、スマホカメラにも搭載されており、スマホでは複数枚の撮影と合成をすべて自動で行ってくれるので、とても手軽に使うことができます。
HDRの使用・不使用でどのくらい仕上がりに差が出るのか、使い方と仕上がりの変化を実際に見てみると…
HDR機能なしで撮影した場合は、暗くなっている部分が黒つぶれして緑もあまりキレイに見えていませんが、HDR機能を使用すると暗い部分が明るくなり、植木鉢や緑の色もよりくっきり見えていることがわかります。
より肉眼で見た時に近い仕上がりになると言えるでしょう。
HDRの使い方は簡単!
なんだか難しそうに聞こえるHDR撮影ですが、設定方法はとても簡単です。
iPhoneの場合は、カメラを立ち上げると画面上部に「HDR」を書いてあるので、ここをタップして、その後「オン」をタップすれば設定完了。
画面上部に「HDR」の文字がない場合は「自動HDR」という設定になっているので、設定画面からカメラを選び「自動HDR」をオフにすれば、カメラ上で「HDR」のオンオフが切り替えられるようになります。
andoroidの場合は、まずカメラを起動して設定画面をタップ。
設定内に「HDR」を書かれた内容があるので、ここでオン・オフを設定すればOKです。
もとから設定がオンになっていて、知らない間に機能を使っていた!
という人も多いかもしれません。
これからは意識的に切り替えを行うと、写真の出来栄えがよりアップするかも!?
こんな時は積極的にHDRを使おう!
HDR撮影は、とても自然な仕上がりを叶えてくれますが、実はいつでも使えば良いというものではありません。複数枚を合成する機能なため、例えば動きのある画像やカラフルな風景はHDRで撮影してもあまりキレイにはならないのです。
HDR撮影を使うと良いタイミングは…
・キラキラ光る水辺で遊ぶこどもの様子を撮影したいとき
・家族でお出かけ帰りの夕暮れどき
・強い日差しの中、公園にいるこどもたちを撮影するとき
など、明るいところと暗いところの差が激しい場合はとても有効です。
逆に使わない方が良い時は…
・ボール遊びなど、激しい動きのとき
・色鮮やかな花畑前での家族写真を撮るとき
など。
元気に走り回っている時の撮影には向きませんが、明るい日が差す公園で座って遊んでいる時などはHDR撮影がオススメ。
ぜひいろいろ試してみて、ベストな撮り方を見つけてみてください!
いかがでしたか?
最近のスマホには、気軽に使える高機能モードがたくさん搭載されています。HDR機能を知らなかったという方は、この機会にぜひ一度使ってみてくださいね。
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<スタジオアリス編集部>
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