「Tik Tok」などの動画SNSは小学生にも人気!?お子さまのプライバシーは大丈夫?
更新日:2018.11.29
小学生から高校生の女子に人気急上昇中のショートムービー共有アプリ「Tik Tok(ティックトック)」。音楽に合わせて15秒間のオリジナル動画を簡単に作成できて、SNSのように共有して友達と楽しめる動画アプリです。
親御さんの世代でも、TVCMやYoutubeなどで知っているという人も多いのではないでしょうか。
ところが、このアプリ、普通に使っていたらもちろん楽しいのですが、プライバシー保護の観点から危険性が指摘されています。こどもたちが使うアプリだけに親御さんとしては、なんとも心配ですよね。そこで今回は、「Tik Tok」などの動画SNSで考えられる危険性について紹介します。
Tik Tok(ティックトック)ってどんなアプリ?
Tik Tokは、若者を中心としたショート音楽動画コミュニティ・アプリです。中国のメディア企業Bytedanceが運営しています。
音楽に合わせて踊った動画を撮影し、投稿することで、コメントをもらったり、シェアしたりしてコミュニケーションを楽しむアプリです。かわいい動画を簡単に撮影できるほか、Tik Tok特有の振り付けやダンスなどをハッシュタグをつけて公開したりと、女の子が楽しめそうな機能が満載で、またたく間に人気アプリとなりました。
危険性1:QRコードを掲載するケースが続発
「Tik Tok」はSNSに分類されるコミュニケーションアプリです。つまり、新しい友達とのつながりや広がりを目的をしているため、こどもたちが「フォロワーを増やしたい」と思うのは自然なこと。
そんなこどもたちがTwitterなどを使って自身のアカウントのQRコードをアップするなどのケースが相次いでいます。また、コメント欄にLINEのIDを交換しようなどのメッセージが来ることもあるので、理解しないでやり取りをすると危険な場合もあるでしょう。
危険性2:動画の背景・制服から居場所を特定される
Tik tokのユーザーのほとんどが、小学生から高校生の女子であり、顔出しで利用しています。動画の撮影が学校で行われていたり、制服などから身元がバレてしまうケースも相次いでいます。また、映り込んだ背景から居場所を特定される危険性については、多くのSNSでも指摘されています。そのため、動画を見た人がファンになり、会いに来たりするケースが実際に起きています。
さらに、ひどい場合にはストーカー被害にも繋がりかねません。今後Tik Tokを通じた事件などがおこらないようにするためにもネットリテラシーについてお子さまには指導すべきです。
危険性3:知らない間に動画が拡散される
「Tik Tok」でおもしろ動画を撮影した後に、ちょっと恥ずかしくなって動画を削除することがあると思います。しかし、少しの間アップされていた動画を誰かに保存されてしまい、さらにはYouTubeなどにアップされどんどん拡散される事例も多くあります。
一度、拡散されたら止めるのは困難なので、アップする動画の内容には注意を払うことが懸命です。
危険性4:いじめの原因になる場合も
Tik Tokに限ったことではありませんが、こどもが使うSNSでは数多くのいじめが起きていることをご存知でしょうか?
コメントで悪口を書かれたり、SNSのグループに入れてもらえないという問題はよくありますが、Tik Tokの場合には顔出し動画が基本となっているため、他のSNSよりも本人を特定されやすいほか、容姿や行動についての誹謗中傷があるのも事実です。また、いいね!の多い投稿者に対しての嫉妬からネットいじめなどの行為が行われるケースもあります。
tiktokなんか開発するから
— まろん (@poteto040131) 2018年2月6日
学校でいじめ増えんねん爆笑
垢バレした人ほぼ退学確定みたいなもん、うちの高校ではね、
「Tik Tok」のことについて理解が深まりましたか?
Tik Tokは、音楽に合わせたショートムービーが楽しめますが、ネットリテラシーの低いこどもの場合には危険性が含まれていると言えるでしょう。
Tik Tokには、プライバシー設定から公開範囲を設定したり、動画をダウンロードさせないようにしたり、メッセージを送らせないようにする機能もありますが、多くのこどもの目的が「みんなに見てもらいたい」というところなので、利用について、家庭内できっちりと話し合っておく必要があるでしょう。
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<スタジオアリス編集部>
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