手足、からだが冷えてつらい…!! タイプ別「冷え性」改善のススメ
- #健康
更新日:2022.02.21
「万病のもと」ともいわれるからだの冷え。
新陳代謝や免疫力の低下、疲れやすさ、だるさを感じるなど、なんとなくの不調に冷えが関係していることも少なくありません。靴下を重ね履きしたり、しょうが湯を飲んでみたり…と自分なりに対策をしても、なかなか改善しないと悩んでいませんか。
実は、ひとくちに「冷え性」といっても冷える部位や原因などでタイプが分かれます。自分の冷えのタイプを把握すれば、それに適した対策が見つかるかも。今回は冷え性のタイプ別改善策をご紹介します。
自分はどのタイプ?冷え性タイプ診断
自分の冷えはどんなタイプなのでしょうか?
次の中で当てはまるものをチェックしてみてください!
②夏でも指や足先に冷たさを感じる
③朝が弱い
④軽度でも立ちくらみを感じることがある
⑥冷え以外で更年期障害を疑うときがある
⑦お尻やふくらはぎにコリを感じる
⑧デスクワークなど座っている時間が長い
⑩おなかがゆるくなりやすい
⑪手足は温かいのに太ももや二の腕が冷たい
⑫なるべく薄着で過ごすのが好き
⑭基礎体温が低め
⑮おやつは食べるが食事の量は少ない
⑯夏でも寒さを感じる
チェックした番号を確認してみましょう
どの番号にチェックを入れたかで冷え性の傾向が判断できます。
より多くチェックが入ったものを確認してみましょう!
①~④……手足の末端冷えタイプ
⑤~⑧……下半身冷えタイプ
⑨~⑫……内臓冷えタイプ
⑬~⑯……全身冷えタイプ
手先、足先が冷たい「末端冷え」タイプ
「末端冷え」タイプは手の指や足先などからだの先が冷えるタイプです。
筋肉量が少なかったり、体脂肪率が高い傾向はありませんか。血を全身にめぐらせる力が弱く、からだの先まで十分に循環していないことが手足の先が冷える原因と考えられます。冷えだけでなく、低血圧や貧血を起こしやすい傾向も。
末端冷えタイプの改善策!
血液を全身にしっかりとめぐらせるには、まず栄養をしっかり摂り、定期的にからだを動かすことが基本。特に末端冷えタイプは筋肉量が少ない傾向があるので定期的な運動を始めてみましょう。ふくらはぎや太ももなど血液の循環を助ける大きな筋肉を意識した運動がおすすめですよ。
また自律神経の乱れが影響している場合もあります。眠る前のスマホチェックが習慣になっている方は、スマホを見る時間帯を変えてみましょう。
腰回りから下が寒い「下半身冷え」タイプ
「下半身冷え」タイプは、顔がほてったり上半身が温かい時も腰回りから下が冷えてしまうタイプです。
デスクワークなど座っている時間が長い人、また更年期になりやすい不調のひとつでもあります。下半身の血流の滞りに原因がある場合が多く、長時間同じ姿勢を取り続けるような生活習慣によって下半身の筋肉が固くなっている可能性が。
下半身冷えタイプの改善策!
まずは下半身のめぐりを良くすることから始めましょう。デスクワークの場合は数時間おきに立ち上がり、ふくらはぎや太ももを意識した運動を。つま先立ちの繰り返しくらいならオフィスでもできそうですね。
更年期による不調は一般的には40歳を過ぎた頃から現れますが、最近では若年性の更年期症状も増えています。冷え以外の不調が続くときは早めに専門医に相談しましょう。
おなかが冷える、張る「内蔵冷え」タイプ
「内臓冷え」タイプは、文字通り内臓が冷えているタイプです。手足が温かい時でもおなかや二の腕に冷えを感じる場合は内臓冷えタイプの可能性があります。
内臓に血液がしっかりいきわたっていないこと、交感神経のはたらきが弱いことなどが原因と考えられます。また、生活習慣の面ではおなか周りを冷やすような服装や、冷たい食べ物・飲み物の摂りすぎが要因になっていることも。
内臓冷えタイプの改善策!
まずは外から温めましょう。おへその下あたりに内臓に関係する自律神経を整えるツボがあるので、使い捨てのカイロや腹巻きでその辺りをいつも暖かくしておきます。甘いものが食べたい・飲みたいときは冷たいものではなく、温かいものに置き換えてみるのもいいですね。
お風呂をシャワーで済ませているなら湯船につかる、薄着が多い人はインナーを1枚加えるなど常にからだを温めることを意識しましょう。
とにかく寒い!「全身冷え」タイプ
冷え性でも体温は平熱というケースが多い中、「全身冷え」タイプは体温そのものが低めです。季節や天候に関係なく、内側からじわじわと冷えを感じます。
原因は、エネルギー不足。エネルギーを作り出す力も消費する力もなかなか出にくく、新陳代謝も低い傾向があります。白いご飯とおかず、というようなしっかりした食事に対して食欲がわかず、食べないことで元気が出ないので気力も低下しがちに。
内臓冷えタイプの改善策!
まずは元気を取り戻しましょう。食欲を取り戻すには軽い運動がいちばん。ウォーキングなら特別な道具も要らず、ひとりですぐに始められますよ。運動は苦手という方も一度思いきって外を歩いてみると気分がリフレッシュされるのを感じるはず。
だるさや倦怠感はストレスが原因になっていることも少なくありません。ときには少しわがままになって、つらいと感じることから距離を置くことも大切。自分が「楽しい!」と感じられることを大切にしてくださいね。
いかがでしたか?
冷え性そのものは病気ではありませんが、血流や内臓、筋肉など、からだが健康状態を伝えるサインのひとつとして冷えが起こっています。タイプに合った対策を続けることで冷え性の改善だけでなく、からだ全体の健康力もアップできるはずですよ。
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