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1歳児のご飯はどうする?食事量の目安やおすすめレシピ

更新日:2024.08.27

1歳を迎える子どもは、日々がめまぐるしい成長の連続。ご飯についても、子どもの成長に合わせて大きく変わる時期です。
そんな中、初めての育児で、どんな食事を与えたら良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。成長期の1歳児には、栄養バランスの取れた食事が欠かせませんが、具体的にどのくらいの量を与えれば良いのか、迷うこともありますよね。この記事では、1歳児の食事量の目安やおすすめのレシピを詳しくご紹介します。成長を喜びながら、毎日のご飯の時間を親子で楽しんでいきましょう♪

この記事でわかること
・1歳児の食事量や硬さの目安
・献立アイデア
・食べないときの対処法

1歳〜1歳6ヶ月ごろの離乳食完了期とは?

子どもの成長とともに、離乳食も最終段階を迎えます。まずは、1歳ごろの子どもが迎える「離乳食完了期」について知っていきましょう。この時期を迎えることで、子どもの食事も大きく変わっていきます。

離乳食完了期とは?

離乳食完了期とは、離乳食の最終段階のことを指し、1歳〜1歳6ヶ月ごろに迎えることが多いとされています。乳児から幼児へと変わっていく時期で、離乳食(完了食)から幼児食へと移り変わり、だんだん大人と同じような食事内容に近づいていきます。
離乳食完了期を迎える成長の目安には、以下のようなものがあります。
・前歯が8本生えそろっている
・食べ物を歯ぐきでつぶせるようになっている
・手づかみ食べができるようになっている
・1日3回の食事のリズムが整ってきている
・スプーンやフォークを使って自分で食べようとする
これらの様子が見られたら、離乳食完了期に入る準備が整ってきたと考えられます。始まる時期には個人差がありますので、お子さまの成長に合わせて無理のない食事管理を進めていくことが大切ですよ。

母乳やミルクとのバランス

離乳食完了期には、母乳やミルクの量を徐々に減らしていきます。1歳を過ぎたら、1日の母乳やミルクの量は400〜600ml程度を目安にします。ただし、個々の子どもの成長や食事の状況に応じて調整が必要です。
母乳やミルクは依然として重要な栄養源ですが、この時期は固形物からの栄養摂取を増やしていくことが大切です。食事の内容が充実していくことで、自然と母乳やミルクの量は減っていきます。

1歳児の食事量と固さの目安

1歳になると、お子さまの食事はぐんと成長します。でも、「どのくらいの量を食べさせればいいの?」「固さはどれくらいが適切?」など、悩みは尽きないですよね。ここでは、1歳児の食事量や固さについて、具体的な目安をお伝えします。毎日の食事作りに役立てたり、現在の食事を見直す参考にしたりして、ぜひ活用してくださいね。

1歳を迎えるころの食事量

1歳の子どもの食事量は、個人差が大きく、お子さまの活動量や体格によっても異なります。一般的な目安として、1日の総量は300〜400グラム程度とされています。これは、朝・昼・夕の3食に分けて考えると、1食あたり100〜130グラム程度になります。
これらはあくまで目安の量ですので、食欲や体調を見ながら調節することが大切です。無理に食べさせる必要はありません。状況に合わせて、適切な量を提供してあげましょう。

1歳4か月ごろの食事量

1歳4か月ごろになると、多くの子どもが普通のご飯を食べられるようになります。この時期の食事量の目安は、1食あたり全体で150〜200グラム程度です。
内訳としては、主食(ご飯やパンなど)が50〜80グラム、主菜(肉や魚など)が30〜40グラム、副菜(野菜など)が30〜40グラムとなります。
この時期は、だんだん大人と同じような食事内容に近づいていく段階です。主食・主菜・副菜のバランスの良い食事を心がけ、様々な食材を取り入れることで、お子さまの成長をサポートしましょう。

食べるご飯の固さ

1歳~1歳半ごろの離乳食完了期は、ご飯は軟飯~普通飯です。ご飯をつぶす必要はありませんが、お子さまの様子を見て、必要に応じて少し水分を加えてやわらかくすることもおすすめです。他の食材も、歯ぐきでつぶせる程度の固さを目安にしましょう。
1歳半を過ぎて幼児食になってもまだかむ力が弱いので、お子さまの様子を見ながら固さを調節していきましょう。

1歳ごろのご飯の味付け

ご飯の味付けは、薄味が基本です。塩分は1日1.5g未満を目安にしましょう。調味料は控えめに使い、素材の味を生かした調理を心がけます。
調味料を使う場合は、醤油、味噌、塩などを少量ずつ使用します。香辛料や刺激の強い調味料は避けましょう。また、だしを上手に使うことで、うま味を引き出し、薄味でもおいしく食べられる工夫ができますよ◎。

食物アレルギーへの注意

離乳食の初期には、アレルギーの有無を確認することが大切です。一種類の食材から始め、アレルギーがなければ徐々に食材の種類を増やしていきましょう。
アレルギーのある場合は、小児科医に相談し、適切な食事指導を受けることが大切です。特に、卵、乳製品、小麦、大豆などは、アレルギーを引き起こしやすい食材として知られています。
お子さまの様子をよく観察し、少しでも異常を感じたら、すぐに医師に相談しましょう。安全な食事環境づくりは、お子さまの健康な成長のために欠かせません。

1歳児におすすめ!おかずレシピと献立のアイデア

こちらでは、1歳児におすすめのレシピや献立の例を具体的にご紹介します。必要な栄養素がしっかりととれるように、色々なメニューを試してみましょう。手づかみのおかずなどは、自分で積極的に食事ができるので、食に興味を持つきっかけにもなりおすすめですよ。お子さまが自主的に楽しく食べられているか、嫌がっている様子はないか、見守りながら食べさせてあげてくださいね。

栄養バランスの良い野菜おかず

・カラフル野菜のやわらか煮

にんじん、ブロッコリー、かぼちゃなどを小さく切り、だし汁で柔らかく煮ます。仕上げに少量のバターを加えると、まろやかな味わいになります。
この料理は、様々な色の野菜を使うことで、見た目も楽しく、栄養バランスも良好です。お子さまの咀嚼力に合わせて、野菜の大きさや煮る時間を調整しましょう。

たんぱく質が摂れる魚・肉おかず

・ふわふわ鶏団子

鶏ひき肉に豆腐とすりおろした野菜を混ぜ、小さな団子状にして煮ます。やわらかく仕上がるため、お子さまも食べやすいです。
この料理は、たんぱく質だけでなく、野菜も一緒に摂取できる優れものです。味付けは薄味にし、だしのうま味を生かすことで、美味しく仕上がります。

手づかみで食べやすいおかず

・野菜スティック

手づかみ食べの練習にぴったりなのが「野菜スティック」です。にんじん、きゅうり、大根などを細長く切り、軽く茹でるか蒸します。お子さまが握りやすい大きさに調整するのがポイントです。

調理が簡単な時短おかず

・レンジで簡単!彩り野菜のチーズ焼き

ブロッコリー、カリフラワー、パプリカなどを小さく切り、電子レンジで加熱します。仕上げにとろけるチーズをかけて、再度レンジで加熱します。
この料理は、レンジを使うことで調理時間を短縮でき、洗い物も少なくて済みます。チーズを加えることで、カルシウムの摂取にもつながります。忙しいママ・パパにおすすめです。

1歳半ごろの食事の献立例

以下に、1歳半ごろの具体的な献立の一例をご紹介します。栄養のバランスや、献立アイデアの参考にしてみてくださいね。

・主食…ふわふわ卵がゆ
栄養価が高く、食べやすい主食です。ご飯を少し多めの水で炊き、溶き卵を加えて軽く煮ます。
・汁物…具だくさん味噌汁
大根、にんじん、じゃがいもなどの野菜を小さく切り、柔らかく煮ます。豆腐を加え、仕上げに味噌を溶き入れて完成です。
・主菜…鮭のムニエル
鮭を小さめに切り、薄力粉をまぶして、バターで焼きます。レモン汁を少々かけると、さっぱりとした味わいになります。
・副菜…ほうれん草のごま和え
ほうれん草を柔らかく茹で、細かく刻みます。すりごまと少量の醤油で和えれば、栄養価の高い副菜の完成です。

食べられるものが多くなって、食事の時間もいっそう楽しくなります。お子さまと一緒に食事を楽しむことを一番に考え、レシピや献立例などの情報を参考にしながら、無理のない範囲でご飯づくりに取り組みましょう♪

スタジオアリスの赤ちゃん撮影>>

1歳児がご飯を食べない時の対処法

ご飯を食べてくれないと、親としてはとても心配ですよね。ついそのことばかり考えてしまって、悩んでしまう人も少なくありません。ここでは、1歳児がご飯を食べない場合のよくある理由と、おすすめの対処法をご紹介します。

ご飯を食べない理由は?

1歳前後はイヤイヤ期と重なることがあります。この時期、自己主張が強くなり、食事の場面でも「食べない」という態度を示すことがあります。これは成長の過程であり、一時的なものだと理解することが大切です。
また、食事の雰囲気も食欲に大きく影響します。親が焦ったり、イライラしたりしていると、子どももそれを敏感に感じ取り、食事を楽しめなくなることがあります。リラックスした雰囲気づくりを心がけましょう。
食べ物の好き嫌いが出始めるのも1歳ごろです。特定の食材や調理法を嫌がるようになることもあります。しかし、この時期の好き嫌いは一時的なものが多いので、根気強く様々な食材を提供し続けることが大切です。

ご飯を食べない1歳児におすすめの対処法

・食べる順番を工夫する

好きな食べ物を最初に出すのではなく、苦手な食べ物から順に提供してみましょう。空腹時は比較的何でも食べる傾向があるため、この方法が効果的なことがあります。

・楽しい食事を環境つくる

食事を楽しいイベントとして演出することで、食欲が増すことがあります。例えば、お子さま用の可愛らしい食器を使ったり、食べ物で簡単な顔や動物の形を作ったりするのも良いでしょう。

・絵本などを活用した気分転換

食事の時間が近づいたら、食べ物が登場する絵本を読んだり、食事に関する歌を歌ったりして、楽しい雰囲気づくりをしましょう。これにより、食事への興味を引き出すことができます。

これらの方法も試しながら、お子さまの様子を観察し、無理のない範囲で食事を楽しむ習慣を作っていきましょう。食事の量や内容にこだわりすぎず、長い目で見守ることが、健康的な食習慣の形成につながりますよ。

お子さまと一緒に食事を楽しむことが大切です

1歳児の食事は、量や固さ、メニューなど、悩みが尽きないものです。しかし、一番大切なのは、お子さまと一緒に食事を楽しむことです。無理のない範囲で、様々な工夫を取り入れながら、お子さまの成長に合わせた食事を提供していきましょう。お子さまの「食べる力」を信じ、温かく見守りながら、楽しい食事の時間を過ごしてくださいね♪

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記事監修者
<スタジオアリス編集部>
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