小学生や中学生に五月病が増加中!?その対処法とは
更新日:2021.05.03
「五月病」と言うと、新社会人など大人がなるという印象がありませんか?
でも実は、最近では小学生や中学生でも五月病になる子が増えているんだそうです!この時期、「最近、元気がないなぁ」と思っていたら五月病になっていたということも。特に、外に出づらい状況が続いている今は、思うようにいかないことも多く、ストレスもたまりがちに。
そこで、自粛期間中でもおうちでできる五月病の対処法をまとめました。
五月病ってどんな病気?
五月病が起こる原因は、主にストレスだと言われています。
例えば新一年生だったら、これまでとガラリと変わる生活習慣や、新しいお友達とコミュニケーションをとらなければいけない環境の変化に緊張や疲れがどんどん溜まってしまいます。その結果、ストレスが溜まってしまい、食欲が落ちたりやる気が出なかったり、という症状が出てしまうのです。
しかし、自分の変化に気づける大人なら「これは五月病だ」と気づけるかもしれませんが、自分の状態をうまく言葉にできないこどもは五月病かどうかわかりづらいですよね。そこで、以下のサインが出ていないかチェックしてみましょう。
□なんとなく元気がない状態が続いている
□ぼーっとしていることが増えた
□最近、こどもの笑顔を見ていない
□以前と比べて食欲がない
□好きだったアニメに興味を示さない
□夜なかなか寝らず、朝は起きてこない
このようなサインが出ていたら、五月病になりかけているのかもしれません。
五月病の時に行いたい4つの対処方法
こどもが五月病のサインを出している時は、心がぐったりと疲れている時。できるだけ心や体への負担を減らしてあげられるよう、以下の4つを心がけましょう。
●しっかり話を聞いて、いつも以上にスキンシップを
忙しいとつい、こどもの話をしっかり聞いてあげる時間がとれないものですが、こどもの様子がおかしい時はいつも以上にしっかり話を聞きましょう。今の気持ちを打ち明けるだけで心がスッキリと軽くなることも。
注意したいのは、途中で話を遮ったり片手間で聞いたりしないこと。こどもの手を握ったり、体を寄せ合ってスキンシップしながら聞くと、こどもも安心感が増して、精神的にも安定しやすくなります。
●たっぷり甘やかす
五月病になると、以前はできていたことができなくなる場合があります。そんな時、「なんでできないの!?」と怒るのは逆効果です。特に、頑張り屋さんの性格の場合、自分で自分を追い詰めてしまい、ますます萎縮してしまいます。
だからこそ、「あまり頑張らなくていいよ」とこどもが安心する一言をかけて、思いっきり甘やかしてあげて。新しい環境に頑張って慣れていっている途中だからこそ、たまには息抜きも大切です。
●家の中でもなるべく体を動かすようにする
大人にも当てはまることですが、悩んでいる時は悶々と考え込んでも良い結果にはなりません。頭を空っぽにして、体を動かすことがストレス発散につながることがあります。
そこで、こどもに元気がない時は自宅でできる体操やダンスなどを取り入れて、汗を流してみましょう。しっかり体を動かせば、ほどよい疲れで夜もぐっすり眠れるようになり、気持ちもリセットできますよ。
●規則正しい生活を心がける
生活リズムが乱れてしまうと、体と心を回復できず、不調が悪化してしまいます。朝起きた時に朝日を浴び、朝食をしっかりとることで、ストレスに勝つホルモン・セロトニンの分泌も促進されるそう。
きちんと1日3食を食べて栄養を摂り、決まった時刻に寝る習慣づくりを心がけるようにしましょう。
早めの対策で五月を元気に乗り切りましょう!
五月病は大人はもちろん、こどもでも誰にでも起こりうることです。五月病のサインが見られたら、まずは焦らずにこどもの様子を見守りながら、心と体の回復をサポートしてあげましょう。
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