夏に向けて特に気をつけよう! 食品・調味料の正しい保存方法とは?
更新日:2021.07.09
蒸し暑く、菌が繁殖しやすい夏。食べものの劣化が早いので、いつも以上に鮮度や状態が気になりますよね。
肉や魚、野菜などは見た目や臭いで判断しやすいのですが、油断しがちなのがパッと見ただけでは状態が分からない、お米や調味料です。購入後、封を開けた後も本当に常温保存で大丈夫なのでしょうか? 正しい食品保存のキホンをおさらいしましょう!
・正しい食品保存のキホン
・調味料の保存方法は?
お米、パスタ、小麦粉は湿気が大敵!
食品表示の保存方法でよくみかける「高温多湿を避けて」という表記。まさにその「多湿」を嫌うのが、お米やパスタ、小麦粉です。
「お米」は冷蔵庫保存がおすすめ
お米の保存のポイントは湿度と密封性です。購入時に入っている袋から、まずは密封性の高い容器に移し替えましょう。お米用の保存容器も売られていますし、わざわざ購入しなくても2リットル用ペットボトルを使ったり、ジッパーバッグなどで小分けにしておくと使うときにも便利ですよ。
お米はかさばるのでシンク下に保存したくなりますが、湿気が多く、夏場は温度も心配。暑い時期は特に冷蔵庫での保存がおすすめです。先に挙げたペットボトルなら冷蔵庫のドアポケットのサイズにピッタリ収まります。
「小麦粉」は冷凍室もOK
小麦粉の保存で一時、話題になったのが粉ダニですよね。開封後、購入時の袋のまま保存していると袋の口を固く縛ったつもりでも隙間から粉ダニが侵入するおそれが…。
小麦粉はフタにゴムパッキンなどが付いた密封度の高い保存容器がおすすめです。密封しておけば常温保存でも粉ダニや湿気を避けられますが、夏は気温が高いのでやはり冷蔵庫が安心。また小麦粉は冷凍しても固まらないので、冷凍庫での保存もできますよ。
開封後の「パスタ」は密封容器へ
主原料が小麦粉のパスタも、小麦粉と同じく「湿気」と「密封」が保存のポイントです。袋売りのパスタは一度で食べきれないことも多く、開封口をしっかり閉じようにもなかなか難しいですよね。でも、この密封がしっかりできていないと小麦粉と同じく害虫が寄って来るおそれが…。
使い残しのパスタは密封容器やジッパー付きの袋に移しましょう!冷蔵庫に入れるとパスタの水分が失われてしまうので、しっかり密封したら常温保存でOKです。
調味料「さ・し・す・せ・そ」は常温?冷蔵庫?
よく使う調味料の「さ・し・す・せ・そ」。使いやすいから…とシンクの下にまとめて保存していませんか。
「白砂糖」は常温、「黒砂糖」は冷蔵庫
砂糖は劣化が少ない調味料です。そのため購入時のラベルにも賞味期限の表示が省略されていることがしばしば。とはいえ、湿度が高いと固まってしまいます。サラサラの状態を保つには、密封容器に移して湿気や温度の影響を受けにくい場所へ。キッチン上などの戸棚がおすすめですよ。
気をつけたいのが、黒砂糖です。黒砂糖は高温多湿だとカビが生えやすいので、密封容器に入れて冷蔵庫での保存が安心です。
もし砂糖が固まってしまったときは、ペーパータオルを濡らして絞り、容器とふたの間に挟んでしばらく放置。数時間でほぐれてサラサラに戻りますよ。
「塩」は湿気を避けて常温保存
塩も、砂糖と同じく劣化することが少ない調味料です。常温保存でOKですが、湿気があるとやはり固まってしまうので密封容器に移して、砂糖のお隣へ。
夏場は「お酢」も冷蔵庫がベター
お酢は防腐作用が強いので直射日光を避けた常温保存で大丈夫。…なのですが、気温が高くなる夏場は「冷蔵庫での保存」を専門メーカーはおすすめしています。
また、ポン酢やリンゴ酢など成分に酢以外のものを含んでいるものは、常温保存では酸化や発酵が進んでしまいます。こちらは季節を問わず冷蔵庫保存が正解です。
「醤油」は冷蔵庫で!
調味料だけでなく、テーブルに並ぶことも多い醤油。出番が多いので常温にしがちですが、醤油は空気に触れると酸化が進んで味が変わってしまいます。腐敗することはありませんが、ひと舐めするだけで「あれ…?」と感じるほど風味が変わってしまうので、冷蔵庫での保存をおすすめします。
食卓に常備する場合は、短期間で使い切れる量を醤油さしに移すといいですね。
「味噌」は冷凍しても固まらない!
味噌は温度の変化に敏感で、高温の場所に置いておくと見た目の色から変わります。また、醤油と同じように空気に触れると酸化が進んで、味や香りが落ちてしまうことに。
保存場所は冷蔵庫、または冷凍庫でもOKです。意外にも味噌は冷凍しても固まらず、取り出してすぐすくって使えるほどやわらかいまんま。冷蔵庫がいっぱい!という場合はぜひ冷凍庫へ入れてみてください。
マヨネーズ、ケチャップは?
調味料の保存方法を知っていくとマヨネーズやケチャップも気になってきますよね。
マヨネーズは冷蔵庫で保存を。冷えすぎると成分が分離してしまうので野菜室やドアポケットがおすすめです。
ケチャップも冷蔵庫で保存しますが、気をつけたいのがキャップの向き。最後まで使い切れるから…とキャップを下に向けていると、分離した水分が溜まって絞り出したときに水分が出てしまいます。今日からケチャップは上向き保存しましょう!
冷蔵庫が調味料でぱんぱん!そんなときは…?
今回紹介したもののほとんどが「冷蔵庫保存」がベターという結果に。理屈では分かっても、これだけのものを入れると、かなりの場所をとって悩ましいですよね。
そんなときのアイデアが2つ。
①冷凍庫の活用
②保存容器の大きさをそろえる
まとめ
料理の味を左右する調味料。健康にすぐに害はなくても、鮮度のよい状態で保存して料理をおいしく仕上げたいですよね。どんな調味料も正しい保存方法に加えて、開封後は「なるべく早く使いきること」が大前提。 おトクな大容量を選びたくなりますが、家族の人数や使う頻度にあわせて短期間で使い切れるサイズを選ぶ方が結果的におトクといえそうです♪
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