2021年の冬至は12月22日! ゆず湯やカボチャで運気をアップしよう♪
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更新日:2021.12.15
1年で最も夜が長く、昼が短い「冬至(とうじ)」。この日から春に向かって再び日が長くなることから日本では「冬至を境に力が蘇ってくる」と捉え、冬至を大事に過ごすことで運気が上昇すると考えられてきました。
ぜひとも運気を上げたいところですが、冬至って何をすればいいのでしょうか。そこで今回は冬至とは何か、ゆず湯に入る理由、昔からどんな食材が食べられてきたかなど、冬至の過ごし方をご紹介します♪
今年の冬至は12月22日!
冬至とは(北半球において)日の出から日没までの時間が1年で最も短い日をいいます。日付は毎年微妙に異なり、だいたい12月21日か22日頃。
2021年の冬至は12月22日です。
冬至を境に日が長くなることから、冬至の別名は「一陽来復(いちようらいふく)」。冬が終わって春が来ることを意味する言葉で、転じて、悪いことが続いた後で幸運に向かうという意味もあります。
寒い日が続くと身体が縮こまり気分も滅入ってきますが、「これから幸運に向かう日」といわれると何だか元気が出ますよね。昔の人たちも同じような気持ちで冬至を大切にしていたのかもしれません。
「ゆず湯」に入りましょう♪
冬至といえば、「ゆず湯」を思いつく方も多いのではないでしょうか。
ゆず湯の風習が始まったのは江戸時代といわれています。当時はまだ毎日お風呂に入る習慣がなかったので、冬至の日くらいゆっくりお湯につかり、身体をしっかり温めることで邪気を払おうと考えたのが始まりとか。
実際、ゆずには血行を促進する成分が含まれているので、湯船に入れるとポカポカと保温効果も高まります。
どうすればいい?ゆず湯の作り方
自分でゆず湯を用意したことがない、という方も心配は無用です。基本は、湯船にゆずを浮かべるだけ。とても簡単です♪
まずは、ゆずを水洗いしましょう。表面をつまようじなどで数カ所刺しておくと、果汁が出やすくなりますよ。個数はお風呂の大きさによりますが、だいたい2~3個が目安です。
ゆず湯の作り方はほかにもあります。興味があるものを試してみましょう!
ゆずを少ない量で済ませたい場合は、切って使うのもひとつの方法。ただし、果肉や種が湯船に交じってしまうので、ガーゼ袋や網状の袋に入れると掃除がラクですよ。
ゆずを丸ごと湯船に浮かべると、もちろん果肉は食べられません。皮にもポカポカ効果の成分が含まれていますから、節約したいときは皮だけ使うのもアリです♪
ゆずの搾り汁だけを入れる方法もあります。爽やかな香りが立ち上りますし、何より入った後の掃除が手軽なのもうれしい!
「カボチャ」を食べよう!
ゆず湯と並んで全国に浸透しているのが、冬至に「カボチャを食べる」習慣です。
冬のイメージがあるカボチャですが、実は日本におけるカボチャの旬は夏。そのカボチャが冬至に食べられるようになった理由は豊富に含まれるビタミンと、糖質が高く野菜の中でもトップレベルの栄養価を誇ること。
長期保存ができるので冷蔵庫がなかった時代に冬の栄養補給源として重宝され、それが厳しい冬を元気に乗り切ろうという冬至の考えと重なったのだとか。栄養満点なので免疫力アップも期待でき、風邪やインフルエンザの予防にもなります。
ちなみに、冬至に「ん」の付くものを食べると運気が上がるという説もあります。カボチャは南瓜(なんきん)とも呼ばれるので、たしかに「ん」が付きますね。
朝はあったかい「冬至粥」も
赤いものには邪気を払う力がある、という昔の考えから、小豆を入れたおかゆ「小豆粥」を食べる地域もあります。冬至の朝に食べる小豆粥は「冬至粥」と呼ばれるそう。
下ごしらえに時間がかかる小豆ですが、市販のゆであずきを使えば簡単。炊飯器でおかゆを作り、炊き上がったらゆであずきを入れて、全体を混ぜて10分程度保温するだけ。
甘さが苦手な方は、無糖タイプのゆであずきがおすすめ。仕上げにごま塩をかけると程よい塩加減になっておいしいですよ♪
いかがでしたか?
日本で昔から親しまれてきた冬至の風習。ゆず湯もカボチャなどの食材も、寒い季節に身体を温めて元気にしようという昔の人の知恵が感じられますよね。ゆずが浮かんだ湯船は、こどもたちもきっと喜んでくれるはず。日本の風習を楽しみながら、春に向かって家族全員しっかり運気を上げちゃいましょう♪
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<スタジオアリス編集部>
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