2022年の恵方巻の方角は「北北西」! 親子で楽しむ節分まとめ
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更新日:2022.02.02
2月3日は節分。いまや豆まきと同じくらい恵方巻を食べることもポピュラーになりましたよね。スーパーやコンビニにもたくさん並びますし、思わず手に取るママパパも多いはず。
では、恵方巻の由来や意味はご存知でしょうか。こどもたちに教えてあげられるように、ここでおさらいしておきましょう!
2022年の恵方は「北北西」
恵方巻の「恵方」とは、その年の干支に基づく運勢判断で「吉をもたらす方角」のことをさす言葉です。
干支に基づいて決まるため、その年によって方角が変わるのも特徴。2022年の恵方は「北北西」です!
恵方巻を食べるときのルールは?
恵方巻の食べ方の2大ルールは、その年の恵方を向くことと食べ終わるまでしゃべらないこと。もう少し詳しく説明すると…
①まずはその年の恵方(2022年は北北西)を向きます
②食べる前に目を閉じて心の中でお願いごとをしましょう
③お願いごとを済ませたら恵方巻を丸かじりで食べ始めます
④食べている間、おしゃべりは禁止。黙って食べきりましょう!
切ってしまうと縁が切れる!?
太巻きを食べるときのように包丁でカットしたくなりますが、恵方巻を切ると「福が逃げてしまう」と言われています。最近では小さめ恵方巻も売られていますし、こども用に小さな海苔を使ってパパッと巻いてあげるなど、1人で1本食べきれるように工夫しましょう。
恵方巻のルーツは関西にあり?
恵方巻を食べる「節分」は暦でいうと立春の前日にあたります。
旧暦では春を1年の始まりと考えていたので立春前日の節分は、いわば新しい年が始まる直前の大晦日のようなもの。豆まきをはじめとする様々な節分行事は「季節の変わり目に邪気を払おう」という目的で始まったといわれています。
なかでも恵方巻が食べられるようになったのは、江戸時代から明治時代頃の大阪の花街だったといわれています(※諸説あります)。商人や芸者たちが商売繁盛を願って巻き寿司を食べていたそうで、「丸かぶり寿司」と呼ばれていたんだとか。名前から察するに、当時から豪快に1本丸かじりスタイルで食べていたのでしょうね。
戦後になって恵方巻の風習は下火になりましたが、1977年に大阪海苔問屋協会が開催したイベントで復活。そこから関西圏の一般家庭に広まっていったのだとか。
90年代になるとスーパーやコンビニが恵方巻の販売を始めるようになり、「1本丸ごと」「黙って食べる」というユニークな風習とともに全国に浸透していきました。
なぜ1本丸ごと食べるの?
恵方巻を1本丸ごと食べるのには「大切な縁を切らないように」、幸せや商売繁盛の運を「一気にいただく」という意味があります。おしゃべりせず無言で一気に食べるルールも、縁や運を逃したくないという想いが反映されているのかもしれませんね。
どんな具材を入れるのが正解?
特に決まりはありませんが、七福神にちなんで7種類の具材を巻くのが縁起が良いとされています。
一般的には、かんぴょう、キュウリ、シイタケ煮、伊達巻、ウナギ、桜でんぶ、高野豆腐ですが、最近ではマグロなど海鮮入りの豪華版や、シャリに玄米や五穀米を使ったヘルシー志向の巻き寿司も登場。
お家で作るときは、こどもたちが好きな具材にするのもいいですね。エビフライや甘く煮た牛肉などを巻いてあげると、たくさん食べてくれそうです♪
デザートに恵方巻ロールも♪
最近では恵方巻になぞらえたデザート「恵方巻ロール」も人気です。スポンジがトラ柄だったり、海苔に見立てたココアのクレープで包んでいたり見た目がとてもキュート。
さすがに1本は食べ過ぎなのでデザートとしていただきましょう♪
【番外編】うちの子が恵方巻の具になっちゃった!?
こちらは番外編。
タオルや毛布を使った「恵方巻アート」もSNS時代の節分の楽しみ方のひとつ。まだ恵方巻を食べられない小さなお子さまがいるママパパ、今年はチャレンジしてみては?
いかがでしたか?
節分に恵方巻をいただくのも日本ならではの楽しい風習。節分当日はお惣菜コーナーにいろんな種類の恵方巻が並びますし、こども用に食べやすいサイズの巻き寿司を作ってみるのもいいですね。2月の風物詩としてぜひ楽しんでみてくださいね♪
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<スタジオアリス編集部>
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