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赤ちゃんの寝返りはいつから始まる?成長を見守るポイントや注意点

更新日:2024.08.22

赤ちゃんの成長は、親にとって喜びと不安が入り混じる瞬間の連続。成長のペースには個人差がありますが、寝返り一つをとっても「うちの子はまだ寝返りしないけど、大丈夫?」「いつから寝返りするようになるの?」 と、やはり心配になってしまいますよね。

この記事では、赤ちゃんの寝返りに関する全般的な情報に加え、初めての寝返りを迎えるための安全な方法や練習のコツも紹介します。赤ちゃんの成長について、気になっていることがあるママパパはぜひご一読ください。

この記事でわかること
・寝返りが始まる時期
・寝返りができるまでの成長ポイントとコツ
・寝返りの注意点

寝返りがはじまる時期と発達の段階

寝返りはとっても重要な成長の目安のひとつ。大人の手がなければ向きも変えられなかった状態から、赤ちゃん自ら動けるようになるのは、大きな成長の一歩ですよね。まずは、寝返りについての基礎知識についてご紹介します。赤ちゃんがどのように成長していくのか、一緒に確認してみましょう♪

寝返りとは

赤ちゃんが寝返りできるようになるまでには、まずはうつ伏せの状態で頭を上げることから始まります。次に、うつ伏せから横向きになれるようになり、そしてついにうつ伏せからあお向けに。これが、いわゆる「寝返り」の状態です。

赤ちゃんが自分の力であお向けからうつ伏せに姿勢を変えることができたら、「寝返りができた」と判断してよいでしょう。また、左右どちらの方向にもできなければならないということはありません。

また、あお向けからうつ伏せになり、さらにそこからあお向けに戻る動作のことは「寝返り返り」と言われています。

赤ちゃんが寝返りをする理由

赤ちゃんにとっての寝返りは、単に睡眠中の姿勢の変更といった意味合いだけでなく、興味のある対象に近づくための手段でもあります。寝返りができるようになると、バランス感覚が養われたり、身体を回す筋肉が鍛えられたりするなど、その後の身体面での発達にも大きく影響していきます。

はじめは目を動かしたり、手をばたつかせたりするところからはじまりますが、だんだんと運動機能が発達し、周囲への好奇心なども高まってくることで、興味のある対象に向けて徐々に体の重心を動かせるようになります。この動作を繰り返しながら、赤ちゃんは自分の力で体を反転させられるようになっていきますよ。

寝返りが始まる時期は?

一般的に、赤ちゃんは生後4〜6ヶ月頃から寝返りを始めることが多いと言われています。ただし、実際には個人差が大きく、早い赤ちゃんだと3ヶ月頃から、遅い赤ちゃんだと10ヶ月を過ぎてから寝返りを始める場合もあるなど、成長のペースはさまざま。

寝返りが遅いと感じたら、次のセクションで紹介する成長のポイントなどもチェックしてみるのがおすすめ◎。首のすわり具合、手足の動き、目で物を追う様子など、総合的に見て成長が順調かどうかを確認してあげてください。

それでも心配な場合は、定期健診などの機会で相談してみるのもよいでしょう。他にも、体の左右で動きに大きな差がある場合や、手足の動きが極端に少なかったり硬かったりする場合、首のすわりが極端に遅い(生後6ヶ月を過ぎても首がすわらない)場合などには、専門家に相談することも検討しましょう。

寝返りができるまでの5つの成長ポイント

寝返りはいきなりできるようになるのではなく、いくつかの身体的・精神的な成長や発達を経て徐々にできるようになっていくものです。ここでは、赤ちゃんが寝返りを始めるまでの5つの成長のポイントについて紹介します。さまざまな部分に着目して、赤ちゃんの細やかな変化や成長を楽しみながら見守ってみましょう♪

1. 首のすわり

首のすわりは、寝返りの基礎となる重要な動作のひとつ。首がすわることで、赤ちゃんは頭の位置をコントロールできるようになり、寝返りに必要な動きの土台が整います。

首のすわりを促すには、適度なうつ伏せ遊びがおすすめ。でも、必ず大人の目の届くところで行うようにしましょう。赤ちゃんが疲れた様子を見せたら、すぐに休ませてあげるのも大切です。

2. 腕の力の発達

寝返りには、腕の力も大切です。特に、うつ伏せから寝返りをする時には、腕で体を押し上げる力が必要になります。

腕の力を育むには、うつ伏せの状態でおもちゃに手を伸ばす遊びが◎。赤ちゃんの目の前におもちゃを置いて、手を伸ばして取ろうとする動きを促してみてください。

3. 体幹の強化

体幹の強さは、寝返りの動作全体をコントロールするために欠かせません。体幹が弱いと、寝返りの際にスムーズに体を回転させることが難しくなります。

体幹を強くするには、抱っこの時に赤ちゃんを少し傾けて支えてみてください。赤ちゃんが自分でバランスを取ろうとする動きを促せます。あとは、ゆりかごのような揺れる動きを楽しむ遊びも効果的。楽しみながら自然と体幹を鍛えられますよ♪

4. 視覚と聴覚の発達

寝返りには、実は視覚や聴覚の発達も関係しています。赤ちゃんは興味のあるものを見たり、音を聞いたりすると、その方向に体を向けようとします。これが寝返りのきっかけになります。

視覚と聴覚の発達を促すには、赤ちゃんの周りにカラフルなおもちゃを置いたり、優しい音の出るおもちゃで遊んだりするのがおすすめ。でも、刺激が多すぎると赤ちゃんが混乱してしまうこともあるので、適度な量を心がけてくださいね。

5. 興味と好奇心の芽生え

寝返りの発達には、赤ちゃんの興味や好奇心も大切な役割を果たします。周りの環境に興味を持って、それを探索したいという気持ちが、寝返りの動機づけになるんですよ。

赤ちゃんの興味を引き出すには、新しいおもちゃを導入したり、赤ちゃんの好きな歌を歌ったりするのがよいでしょう◎。赤ちゃんの反応を見ながら、適度な刺激量を心がけてください。赤ちゃんが楽しそうにしているかどうかを見極めるのも、大切なポイントです。

寝返りができるようになると、自分で体の向きを変えられるようになるので、赤ちゃんは周りの環境をもっとよく観察できるようになります。これが視覚や認知の発達を促進して、さらなる運動発達につながっていきます。次はハイハイやお座りができるようになっていきますよ♪

寝返りを促すトレーニングと練習のコツ

なかなか寝返りを始めない赤ちゃんには、寝返りをしやすい環境を整えたり、軽い運動をさせてあげたりすることで、成長をサポートできます。ここでは、寝返りを促進するための簡単なトレーニング方法と、効果的な練習のコツを詳しくご紹介します。ただし、いずれも遊び感覚で軽めにしておくのがおすすめです。赤ちゃんにストレスや負担がかからないよう、必ず無理のない範囲で行いましょう。

ベビージムを活用する

ベビージムは、赤ちゃんが寝たままの状態で、ぶら下がっているおもちゃで遊べるもの。 このベビージムは、寝返りの練習にぴったりです。赤ちゃんがうつ伏せの状態でおもちゃに手を伸ばそうとする動きが、自然と寝返りにつながります◎

使い方のコツは簡単。赤ちゃんをうつ伏せにして、ベビージムのおもちゃが手の届く範囲にあるようにセットします。おもちゃに興味を示したら、少し遠くに置いて手を伸ばすように促してみましょう。

タオルを活用する

タオルを使った練習も、寝返りの動きをサポートする効果的な方法です。
まず、バスタオルを丸めて筒状にします。次に、赤ちゃんをあお向けに寝かせて、脇の下に丸めたタオルを置きます。
そして、赤ちゃんの興味を引くおもちゃを、タオルの反対側に置いてみてください。タオルが支えになって、赤ちゃんは自然と体を傾けやすくなります。必ず大人が見守る中で行って、赤ちゃんを一人にしないよう注意してくださいね。

スキンシップを通じてサポートする

スキンシップの中でも、寝返りを促すことができます。赤ちゃんを抱っこする時に、ゆっくりと体を傾けてみてください。赤ちゃんが自分でバランスを取ろうとする動きを促せますよ。この動きが、寝返りの時にも必要な力になります。

また、うつ伏せ遊びの時に、赤ちゃんの背中をやさしくマッサージするのも効果的。体幹の筋肉をリラックスさせて、体が動きやすくなります。また、赤ちゃんと一緒に床に寝転がって、赤ちゃんが親の顔を見ようとする動きを促すのも良いでしょう。
スキンシップを活用すれば、赤ちゃんの運動発達を促すだけでなく、親子の絆を深めることにもつながりますよ♪

スタジオアリスの赤ちゃん撮影>>

寝返りに関する注意点と対策

ついに寝返りができた!そんな時は、赤ちゃんの大きな成長を感じてとっても嬉しいですよね。ただし、赤ちゃんが自ら動けるようになることで、さらに安全面での注意が必要になってくることも忘れてはいけません。

ベッドからの転落防止

寝返りができるようになると、ベッドからの転落リスクが高まります。対策として、ベッドの周りにクッションや柵を設置することが大切です。また、赤ちゃんを一人にしないことも重要です。
特に、ベッドの上では絶対に目を離さないようにしましょう。可能であれば、赤ちゃんの寝床をベッドから床に移すことも検討してみてください。

窒息リスクの回避

寝返りによる窒息リスクを避けるため、寝具は固めのものを選び、柔らかすぎる布団やクッションは避けましょう。また、ぬいぐるみやタオルなど、余分なものをベッドに置かないようにします。
赤ちゃんを寝かせる際は、あお向けにするのが安全です。これらの対策を取ることで、赤ちゃんの安全な睡眠環境を整えることができますよ。

寝返りによる睡眠への影響と対処法

寝返りを覚えたばかりの時期は、夜中に何度も寝返りをして目を覚ましてしまう赤ちゃんも少なくありません。これは一時的な現象で、赤ちゃんが新しい動きに慣れるまでの過程の一つだといわれています。

対処法としては、昼間に寝返りの練習を十分にさせてあげるのがおすすめ◎。夜は疲れて熟睡しやすくなります。寝室の環境を整えて、静かで快適な睡眠環境を作るのも大切。寝かしつけの時は、赤ちゃんが落ち着くようなルーティンを作ってみるのも良いですね♪

寝返り練習のコツはつかめましたか?

寝返りは生後4〜6ヶ月頃から始まることが一般的ですが、早かったり遅かったりしてもすぐに心配する必要はありません。安全対策を心がけながら、時には寝返りを促進するトレーニングを取り入れてあげるのも良いですよ◎

赤ちゃんの個性を尊重しながら、ゆったりとした気持ちで見守ってあげましょう。新しい成長の喜びを一緒に感じられる、素敵な日々が待っていますよ♪

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記事監修者
<スタジオアリス編集部>
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