紫外線はこどもの肌にも大敵! 赤ちゃん・こどもの紫外線対策
更新日:2021.05.27
日差しの強さが増し、紫外線が気になる季節になりました。紫外線は体に役に立つ作用がある反面、浴びすぎてしまうと将来的に様々な病気を起こしやすくなることがわかっています。
赤ちゃんやこどもの肌は大人よりも薄くてデリケート。そんなこどもたちの肌を、春から夏の強烈な紫外線からしっかり守ってあげましょう!
紫外線を「浴びすぎない」こと
まず大切なのは、紫外線を浴び過ぎないことです。紫外線の強さは「季節」や「時間帯」によって変わります。紫外線の量が多いタイミングを意識的に避けるだけでも肌への影響は違ってきますよ。
10時~14時は特に注意
紫外線の量が多い時期は4月~9月。特に春や初夏はまだ色素が少なく、真夏に比べて肌の抵抗力が弱いので、より注意が必要です。
1日の時間帯で紫外線が強いのは10時~14時。この時間帯はなるべく外遊びは避けたいところですが、どうしてもというときは着るものなどを工夫してあげましょう。
帽子や長袖を忘れずに
外遊びの必需品は、まず「帽子」。帽子のつばが7cmあれば、紫外線の約60%をカットできるといわれています。
肌はなるべく露出しないよう袖の長いものがおすすめです。こどもは遊びに熱中すると下を向くことが多いので、帽子のつばが小さいときは襟付きの上着でカバーしてあげましょう。
日光に当たらないと骨が丈夫にならない?
健康な骨をつくるために必要な栄養素ビタミンD。紫外線を浴びると体内でビタミンDがつくられるのは本当ですが、実はそれほど多くの量は必要ではありません。
必要なのは「1日のうちで手の甲に15分程度(日本小児皮膚科学会)」。普通に生活していれば得られる量なので、余計な紫外線を避ける方が大切といえます。
日焼け止めの選び方
外遊びをするときは日焼け止めクリームも有効です。こどもたちの肌はデリケートなので、まずは「こども用」「ベビー用」の表記があるものから選びましょう。その上で肌の状態にあわせて成分をチェックすると安心ですよ。
普段使いならSPF15、PA++程度
紫外線カットの効果は「SPF」「PA」の数値で見ます。数値が高い方がカット効果も高いのですが、その分、肌への負担も大きくなるので「カット効果が高ければ高いほど良い」というものでもありません。
普段使いならSPFは15程度、PAは+~++程度が目安。海や山など屋外レジャーに出かけるときはもう少し数値の高いもの、と使い分けをするのがおすすめです。
肌への負担は成分をチェック
「無香料」「無着色」「紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)」「アルコールフリー」などもチェックのポイント。なかでも紫外線吸収剤を使用したものは刺激が強い場合があるので、避けるママパパが多いようです。
落としやすさもポイント
日焼け止めが落としにくいと、湿疹など肌トラブルの原因になることも。お湯や石けんで簡単に洗い流せるものが安心ですよ。
落としやすさ、伸びの良さといった使い心地についてはインターネットやSNSの口コミを参考にしてみるのもいいですね。
赤ちゃんは20分以内のお出かけなら不要
赤ちゃんは塗った日焼け止めを舐めてしまうこともあるので対象月例や成分に特に注意してあげましょう。20分以内のお出かけなら日焼け止めは塗らないという選択も。ベビーカーのフードを利用したり、タオルなどで紫外線が当たらないように工夫しましょう。
重ねてまんべんなく塗りましょう
日焼け止めは適量を正しく塗ることで効果を発揮します。例えば、お顔に使うならクリームタイプはパール粒2つ分、液状タイプなら1円玉2枚分が目安。商品に記載されている適量を守りましょう。
塗るときは、まず適量の半分の量を肌に伸ばします。まんべんなく伸ばしたら、残りのもう半分量を上から重ね塗りすると、むらなく上手に塗れますよ。
塗り薬や虫よけ剤を使うときは
日焼け止めと、塗り薬や虫よけ剤を一緒に使いたいときもありますよね。そういう場合、塗る順番は「塗り薬→日焼け止め→虫よけ剤」の順に重ねて塗りましょう。
いかがでしたか?
こどもの紫外線対策は、皮膚科や小児科の専門医からも推奨されています。幼いころから紫外線対策をすることは肌の健康を守るだけでなく、こどもたちに紫外線対策の方法や、その重要性を教える意味でも大切。しっかり対策をして、外遊びを安全に楽しませてあげましょう♪
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<スタジオアリス編集部>
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