夜更かしOK?こどもと一緒の大晦日。家族で1年を振り返ろう♪
- #イベント
更新日:2023.12.27
一年最後の日の大晦日。掃除をしたり、年越しそばを食べたり…そんなイメージがありますよね。いつもと違うイベント感に、お子さまも目が覚めちゃって夜更かしに。ですが、大丈夫なのかな?と少し心配になりますよね。
この記事では、お子さまにも大晦日とその風習を伝える方法や、夜更かしについてなど家族みんなで楽しい大晦日を過ごせるためのポイントを紹介します♪
大晦日ってどんな日?由来は?
かつての日本では、各月の最終日のことを「晦日」と呼んでおり、そこから1年の終わりで特別な12月の晦日に「大」をつけ、「大晦日」と呼ぶようになりました。
大晦日にまつわる風習は平安時代からはじまったといわれています。当時、大晦日は正月に来られる歳神様を迎えるための準備の日とされていて、大晦日の夜は眠らずに歳神様をもてなすことで新年の豊作を願っていました。
今でも大晦日の日は日付が変わるまで起きている方も多いのではないでしょうか?
大晦日は夜更かしをしても良い日、というイメージがあるのは昔の大晦日の過ごし方の影響なんだそうです。
同じように、過去の大晦日の風習がいくつか現代にも受け継がれています◎
大晦日の風習とその意味をご紹介♪
〇掃除をする
かつて、大晦日は歳神様を迎えるための準備をする日だったため、汚れや厄を落とすために簡単な掃除を行っていました。
現代で年末に掃除をするのも、気持ちの良い状態で新年を迎えたいという思いからなので、新年を迎えるにあたっての考え方は昔の人と共通していますね♪
しかしながら、「大掃除」は大晦日にしない方が良いといわれています。歳神様を迎える直前に、まだ大掃除が終わっていないのは失礼に当たるからという理由のようです。
大掃除は早めに終わらせておいて、大晦日は簡単な掃除で済ませられると良いですね◎
〇年越しそばを食べる
年越しそばは江戸時代ごろから広まったそうで、由来としては以下のような説があるそうです。
・そばはほかの麺類より切れやすいことから、1年間の苦労や厄を切り捨てるという説
・麺が細長いことから、長寿を願う意味が込められているという説
・金銀細工師が散らかった金銀をあつめるためにそば粉を使っていたことから、金運があがるという説
色々な考え方があって面白いですよね♪
新年から運が切れてしまわないよう、日付が変わる前に食べ終わっておくのがポイントです!
〇除夜の鐘をつく
大晦日には、除夜の鐘を108回つくという風習がありますよね。この108という数字は、人間の煩悩の数とされている数です。
実は大晦日は「除日」という呼び方もあり、「除」という言葉には古いものを捨てて新しいものにうつる、という意味があります。
除日とも呼ばれる大晦日に、108回鐘を鳴らすことで、人間の煩悩をひとつずつ消して、心穏やかに新年を迎えようという願いがこめられています。
×大晦日にしてはいけないこと
色々な風習がある大晦日ですが、逆に、してはいけないことはあるのでしょうか?
簡単にいくつか紹介します♪
・大掃除
(歳神様を迎える直前に大掃除が終わっていないのは失礼にあたるため)
・正月飾りや餅つき
(「一夜飾り」「一夜餅」と呼ばれ、葬儀と同じ過程を連想させるため)
・長時間火を使う料理
(火の神様に失礼とされているため、また、灰汁(あく)が悪を連想させるため)
神様に対して失礼にあたるものや、悪いことを連想させるものが避けられているようです。
してはいけないことは避けながら、大晦日の風習にならって充実した大晦日を過ごしてみてくださいね♪
家族一緒の大晦日は何をして過ごす?夜更かしもあり?
大晦日はこどもも夜更かしして大丈夫?
普段、日付が変わる前にこどもを寝かせている場合、大晦日だからといって夜更かしさせてもいいのか気になりますよね。
こどもにとって夜更かしは、生活リズムを崩す大きな原因になるのでおすすめはできません。しかし、普段の生活リズムが整っており、「大晦日は特別な日」ということをこどもがわかった状態であれば、大晦日限定で夜更かしを検討しても良いかもしれません◎
こどもと一緒に夜更かしをする場合は、以下のことを大事にしましょう。
・こどもが早く眠りたいのであれば、無理をさせないこと
・夜更かしは大晦日のみにし、連日の夜更かしはさせないこと
・翌日は日中に眠くなる可能性があるため、無理のない予定を組むこと
大晦日の就寝時間についてはこどもの希望を優先し、無理のない過ごし方をしてくださいね♪
おすすめな大晦日の過ごし方はこちら!
①一年の振り返りをする
大晦日はなんといっても一年の最後の日。
一年間を振り返って、楽しかったことや面白かったこと、頑張ったことなどを家族で話す時間をつくるのがおすすめです。
動画や写真を見ながら振り返ると、懐かしさを感じたり、忘れていた素敵な出来事や気持ちを思い出したり、きっと楽しい時間を過ごすことができますよ。
②来年の目標を立てる
一年の振り返りをしたのなら、来年のことも考えてわくわくしたいですよね。
できるようになりたいことや家族でしたいこと、行きたい場所を考えることで、明るい気持ちで新年を迎えることができそうですね♪
③新年のカウントダウン
かつては眠らずに歳神様をもてなしていた大晦日。お子さまも少し夜更かしをして、一緒に新年を迎えてみるのはいかがでしょうか。
神社などに出向いて、地域の方と賑やかに新年を迎えたり、お家で落ち着いて新年を迎えたり、どちらも素敵な時間になるはずですよ。
いかがでしたか?
いろんな風習が残っている大晦日。
遠い昔のことから、今年の一年間、そして来年に向けてなど、いろいろなことを考えられる日ですよね。
一年の最後の日を家族と一緒に過ごすことで、良い一年だったと感じられ、来年のことがもっと楽しみになるもしれませんよ♪
今年の大晦日もぜひ家族で一緒に過ごして、良い新年を迎えてくださいね。
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<スタジオアリス編集部>
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